
こんにちわ。バレエ&ストレッチ横浜 アシスタントのO(オー)です。
先週の金曜日(2019/2/8)の金曜ロードショーでは、地上波初登場で『ラ・ラ・ランド』が放送されました。
映画で公開されたのが2017年2月ということなので、はや2年ですが、僕は当時桜木町のブルク13のIMAXで鑑賞したことをよく覚えています。(IMAXでララランドって、贅沢です)
今回も放送された映画を観て、改めて「うーん、映画ってやっぱりいいもんですねぇ」と唸ってしまいました。まあとにかく切なくて切なくて・・・
僕もそうですが、おそらくは始まってすぐの最初のダンスシーンで、ガツーンとやられますよね。映画の世界に一気に惹きこまれます。
個人的に好きなシーンは、二人で夕暮れの丘のうえで、タップを踊るシーン(あの後ゴズリングが実はミアの車のためにわざと付いてきていたという設定もGood!)と、ライアン・ゴズリングが一人桟橋を歩きながら、「City of stars」と嘆きのように歌うシーンは、なんとも哀愁漂って、じんわーり残ったのを覚えています。
https://www.youtube.com/watch?v=ftaFCm-vt8s
https://www.youtube.com/watch?v=crNVefHajik
両シーンとも、映像がとにかく哀愁漂うんですよね。タップのシーンも、夕暮れの感じが絶妙で、とにかく切なくなる。
この映画の主人公演じるライアン・ゴズリングですが、僕が思うに、正直演技は大してうまくないと思ってます(個人的な感想なので)。
ですが・・・なんというか、男の哀愁漂わせた背中を語らせると、右に出るものはいないというくらいの哀愁感を、しみーじみ出しています。なので、僕は彼が大好きな俳優です。
ララランド以前も、『Drive』や『The Place Beyond the Pines』など、これまたアウトローでも、どこか優しげで、物静かで、かつ恵まれない(ここがポイント)男を演じています。
こんなライアンちゃんが大好きなんですが、実は彼、バレエのレッスンにも参加しているそうです。2011年頃の話なので、その時から続けていれば、ララランドでもダンスのステップで生かされたのかもしれませんね。
いわゆるミュージカル映画にはなりますが、喜びや哀しみ、感情やストーリーを「踊り」で表現することは、何かを表現するうえでとても勉強になります。
主人公の二人が、グリフィス天文台に訪れるシーンでは、プラネタリウムの中、二人が空中に浮いて、踊りだすシーンがあります(最後はお星さまの一つになっちゃう)。
あのシーンも、二人の幸せが高まって・・・思わず浮いちゃったんだなぁ。とロマンチズムに胸ときめかせてくれるシーンを表現していますよね。
僕らも踊りの中で、何かストーリーや感情を表現できるのであれば、こんな風に跳んでいきたいですね。
映画を作ったデミアン・チャゼル監督に敬服です。
下の写真は、アメリカロサンゼルスのグリフィス天文台です。本当にあった場所なんですね。しかも夜景の名所なんですって。ロマンティックですこと!
